TTS:Third Transportation System

未来を変える流通システム

⾃動⾞は100年に⼀度の変⾰期を迎え鉄道も⾼速化の波が訪れ、CASEやMaaS が注⽬を集めています。しかし旧態的な移動⼿段にIOTでカバーしても限界があります。情報がインターネットによって⼤変⾰した様にこれからの100年を担う新たな交通システムを考える時が来たと思います。

第3の交通システム(TTS:Third Transfer System)とは、鉄道・道路を主媒体としない、ルームtoルームと自動運転・自動乗継ぎのネットワーク型次世代交通システムで、人や貨物を安全・安心のシームレスな移動により、豊かな生活の実現に寄与すると考えています。

Project leader: GITAI JAPAN(株) (現:MuuN株式会社)取田秀樹

TTSってどんなしくみ?

基本となるシステムの考え方は、以下の通りです。一部はすでに現実の物になりつつあります。

  • 利⽤者が望む最適なルートの提案、⾃動乗継ぎ、宿や駐⾞場などの全ての⼿配や⽀払を⾏う。
  • 軌道を利⽤した移動は予約に基づき秒単位で制御され従来にない正確な運⽤が可能。⾃然渋滞も無い。
  • 常時接続のインターネットにより多⾔語で様々なコンテンツ情報が提供される。
  • ⾃動乗継ぎで⼈も貨物も同様に移動でき、エレベーターなど上下移動に乗継いで3D移動が可能。

TTSでどんな未来になる?

従来のシステムでは難しい、「あったらいいな」が次第に現実になると考えられます。

生活圏)

  • 物流:九州や北海道の朝採れ産物を、昼前に新鮮なまま東京のスーパーの店頭へ。
  • 地⽅のスーパーやデパート:常設は難しい有名⼈気店も地⽅に呼ぶ事ができ集客アップで活性化。
  • 観光:乗換え無しで⼤荷物や乳幼児がいても楽々安⼼、移動中も様々な情報を多⾔語で提供。
  • 住居:駐⾞場が住居と⼀体になり多⽬的利⽤で擬似的に居住空間の拡⼤。
  • 趣味:レンタルBOXに釣りやサーフィン等の道具を⼊れて家でメンテナンス、現地に送って遊ぶ。
  • 病院:⾃宅からベットに寝たまま病院へ他の患者に会うことなく診察。感染者移送も可能な安全性。
  • 別荘:「どこでもドア」の様にパジャマのまま30分で東京から熱海へ、ドアを開ければ別荘の部屋。
  • 直⾏便:⾃動乗換の⼀時停⽌以外はノンストップで⽬的場所へ直⾏、無駄な停⾞がありません。
  • 追っかけ駐⾞:乗員の移動をGPSで追いかけ近くの駐⾞場へ⾃動移動して無駄な歩⾏を少なくする 。
  • 稼働時間:24時間稼働で終電などの⼼配も不要。ルームtoルームで深夜も安⼼。

まちづくり)

  • 都市の拡散:現在の駅中⼼の都市から、分散が起こり広々とした豊かな都市を構築できる。
  • 駐⾞場:駐⾞だけでなく乗降や、倉庫、ホテル、店舗など多⽬的に活用。⾃動⾞⽤駐⾞場の約2倍の収容数を確保、満⾞の場合は乗降後に⾃動で他の駐⾞場へ移動できるようになる。
  • ローカル線:通学がメインの路線が、貨物、バイパス、観光、住⺠の利⽤拡⼤で収益を確保。
  • オフィス:グループごとに⽇替わりで好きな場所でレンタルオフィス。本社はコンパクトへ。
  • 港湾:広いスペースを必要とするコンテナ港が抱える回転率や管理問題を改善。